観光の意味と日本における歴史について

観光の語源は古代中国の書物「易経」にある言葉で、「国の光を観る」とあります。

本来は「他国の制度や文化を視察する」という意味ですが、「観」には「示す」という意味もあり、外国人に国の威光を示す意味があるとも言われています。「光」には「風光」や「光景」などの熟語にあるように風景や景色の意味を含んでおり、「観光」は他の地方を旅して見聞を広める意味となりました。現在では楽しみのために、自分の住んでいる土地を離れて、他の地方や国の風景や史跡などを見物する旅行を指しています。日本で初めてこの文字が現れたのは、19世紀半ばにオランダから徳川幕府へ送られた軍艦です。

明治中期以降、英語のtourisumの訳語としてあてられるようになりましたが、まだ一般には知られていませんでした。普及が進んだのは大正時代末期で、アメリカに移住した人々が祖国日本へ来訪する際、「母国観光団」として新聞紙上を賑わせたことがきっかけでした。昭和時代の1930年、鉄道省に国際観光局が設置され、一般に認知されました。元々日本には古来から社寺への参詣を含めた物見遊山や温泉を楽しむ文化がありました。一般庶民に旅行が普及したのは江戸時代のことで、街道や宿場が整備されました。代表的なものの一つにはお伊勢参りがあります。

明治時代以降、関所の廃止によって移動の自由が認められ、鉄道や汽船の発達により一般庶民の旅行に対する要望が増大しました。第二次大戦後、1960年代の高度経済成長の時代から観光産業が進展しました。企業などの団体旅行が盛んになり、70年代には若者の個人旅行がブームとなりました。また飛行機が一般化し、国内の遠隔地や海外旅行が増加しました。高速道路の整備や延伸、モータリゼーションの普及によって、マイカーによる家族旅行が増加しました。
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